6747KIホールディングスの決算は上々、投資継続
これまでFC2のみでブログを展開していたのですが、
ちょっとした実験も兼ねてワードプレスでもメモを載せていくことにしました。
ということでこのブログを書いているのもaako01jpです。
主力銘柄の一つ、6747KIホールディングスが2013年9月期決算を発表しました。
2013年9月期は
3%減収ながら営業利益は26%増、
自己資本は6期ぶりに増加(10ポイント増)、
過去最高益を更新、
訴訟に関しても最大案件だった全日本空輸との係争が終了、
と結果は上々。
ただ、継続疑義の前提に関する重要事象は外れませんでした。
2014年9月期は見通し、受注残高に関しても良好で
今期のポイントは
① 過去最高益を連続更新予定
② 訴訟解決&自己資本の積み増しによる継続企業の前提に関する重要事象解除
③ 航空機シートの受注増(フォワード復活)
④ 配当開始
辺りでしょうか。
この銘柄のいい所は、
過去最高益を更新する勢いがありながら、
巨額の訴訟問題を抱えていたことにより
「継続企業の前提に関する重要事象」がつき、
株価が割安に放置されているという点です。
既に訴訟問題は最大顧客と和解し、峠は越えました。
それでもなお2014年3月期は
予想ROE17%(会社見通し)、
予想PER4.0倍(同)
PBR0.78倍に放置されています。
※純利益は会社計画経常利益×0.58をかけた修正版を使用。
※11月8日時点の株価は193円
結果、
私がアップサイドを考える際のベースとなる理論PBRによると
アップサイドは600円程度と見直し余地が大きいです。
東証二部で流動性がない分ディスカウントしても400円以上はあっていいと感じています。
航空機関連かつ、道路関連がオリンピック関連銘柄としてテーマ化する可能性も
あると思うのでまぁのんびりやろうと思います。
東証一部昇格の条件も満たしており、割のいい投資だと個人的には思っています。
~訴訟に関して~
継続企業の前提に関する重要事象が外れなかったものの
残りの訴訟はタイ航空138億円(2012年3月1日当初は13億円の訴訟)と
英バージン・アトランチック53億円の計191億円(※)です。
※…IRで確認できるもの
2013年9月期末の損害賠償引当金は40億円とかなりショートしているものの、
これまで計267億円の訴訟が19億円(※2)で決着していることを考えると
許容範囲内かな~と感じています。
※2…シンガポール航空の訴訟は15億円で解決。
ただし、元の訴訟金額が不明なため除外してある。
ほかの訴訟は前回メモに書いてあるのでご参照ください。文末にリンク有。
タイ航空は訴訟金額が急に10倍に膨らんだ経緯もあり、
関係が複雑で難しい問題ですが、
過去を習えば多分引当金内で訴訟は解決可能と感じています。
今期の中間期までに一つでも多くの案件が解決することを祈っています。
~受注残高に関して~
航空機シートの問題も一服して期末の輸送機器関連事業の受注高は前期比5%増、
受注残高33%増といい感じです。
利益の源泉となる電機器関連事業の受注額、
残高が減少していることが気になりますが、
基本的には業績は回復過程にあると感じています。
ちなみに何と連動性が高いのか会社に確認しないと分かりませんが、
国土交通省の道路整備の25年度予算は前年比微増の計画。
KIホールディングスの売上高の6割が官公庁向けであり、
会社側のコメント
「電気機器関連事業において、国内の道路インフラの老朽化対策、省エネ化等に貢献する各種LED関連商品を始め、各種新商品の開発、販売を強化」とあるように
多分道路関係が多いんですよね。
東京オリンピックもあるし、そんなに減ることもなくこれからも推移するように思います。
訴訟終焉で継続企業の前提~が外れそうな6747KIホールディングスは過去最高益更新&割安感際立つ
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