日本郵政のIPO投資を考えるならこれがお薦め
日本郵政の上場が近づいてきましたが、
正直私は残念な気持ちです。
肝心の日本郵便が上場対象ではないからです。
赤字で郵便取扱量も漸減傾向であり、
仮に上場しても買いたい人は少ないでしょう。
ただ、ポテンシャルは一番大きかったはずです。
理由は二つ
①1兆円を超える土地を用いて有力デベロッパーとして生まれ変わる
②IFRS採用(豪トール社ののれん3000億円の償却なくなる)
これだけで今営業赤字の日本郵便は
営業利益1000億円以上稼ぐ優良上場会社になるはずです。
だからこそポテンシャルが一番なんです。
なんて、気持ちにさせてくれるのが、
東洋経済9/5日号の
「日本郵政株買いますか?買いませんか?」
です。
かなりコンパクトにまとまっていて読みやすいので
気になっていたり、投資を考えている人は是非。
「上場後最初の四季報はこうなる!?」なんてコーナーもありましたしね。
まぁでも、
土地資産額(取得時の帳簿価格)は
日本郵便のみで1.2兆円
(日本郵政全体で1.5兆円で日本6位)
と強大です。
日本のトップ、
丸の内の大家さんこと8802三菱地所が2.3兆円ということを
考えればすごいと思うはずです。
当然、
日本郵便は各地域の有力エリアに持ち、
開発次第で大手デベのように変革するのは
目に見えますよね。
実際、2013年からJPタワー、商業施設をKITTEとして東京駅前で
し、名古屋、札幌、大宮と開業し2016年には福岡でも竣工します。
強引ですが
三菱地所が売上高1兆円、営業利益1400億円なら
マネジメント次第でその1/3~1/2は稼げるんじゃないか
なんて皮算用できますもの
もう一つの理由が6200億円で買収した豪トール社。
3000億円ののれんが発生しているようですが、
これはIFRSを導入すれば営業利益の上乗せ要因となります。
20年償却であれば150億円程度の上振れ要因となるはずです。
なんて、妄想すれば、
赤字企業から営業利益1000億円企業になる
大変化が見込める
優良株候補を買う機会が無くなった~
と嘆いたaako01jpです。
とはいえ、
貸出しできない郵貯銀行はともかく、
かんぽ生命はパッと見変わるチャンスありそうですよね。
結局保険はほとんどが窓口販売であり、
国内の他の生命保険会社と同じ土俵に立つことになります。
同業他社並みに2~3%の純利益率の利益が
稼げるようになれば
利益は2~3倍増なんて皮算用ができます
売り方の変革(日本郵便が売る)、売り手の人材育成といった
難題が見受けられそうですが、
ブランド力はぴか一だし、潜在能力は十分ですよね。
あんな図体大きい企業がそんな簡単に変われる訳ないし、
とは思いますが、
上場は株主と言う厳しい生き物と接触し、
変革する一つの機会です。
意外と、条件次第では面白い案件やも知れませんね。
といったアプローチが結構よくやる自分のパターンの一つです。
だから投資アイデアの探し方に今回メモを書きました。
ただ、不動産業で稼ぐパターンはともかく
同業他社並みに稼げるようになれば…
なんてアプローチは全然当たりませんけどね(笑)
そこには経営者の力量が大きく反映され、
見えない競争力が
介在していることが多いですから。
変化率の高い企業を探すアプローチの役に立てれば幸いです。
役に立ったらというか、ここまで読んでくれた人はみな
ぽちっと押してくれると嬉しいです。